モノづくりの仕事で役に立つ国家資格|コイズミデザインキャリア
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製造業で役立つ国家資格<半導体製品製造技能士>

製造業で役立つ国家資格を紹介していきます。
<半導体製品製造技能士>

クリーンルーム内で自動化された設備・装置・機械を用いて、半導体材料を物理的・科学的に処理・加工し、個別半導体製品や半導体集積回路を製造する技術者です。

資格は、2級・1級・特級の3種類あります。
<2級・1級>
半導体製品の加工や集積回路組立の知識や経験が求められます。
学科試験は、 半導体一般や電気、半導体製品製造法一般、製図、安全衛生、公害防止、その他環境保全に関する知識が必要です。
実技試験は、「集積回路チップ製造作業」もしくは「集積回路組立て作業」から選択して受験をします。
それぞれ、作業指示書による作業段取りと作業時間見積り、材料良否判定、加工、防塵管理・清浄化、ガス・純水・薬品の取扱い、不良原因対策などの製造作業に関する技能・知識が必要です。
2級の実務経験は2年以上。
1級の実務経験は、2級合格後1~2年以上もしくは3~7年の実務経験が必要です。実務経験は学歴によって異なります。
<特級>
製造現場における職長・部課長などの「管理者または監督者」を対象としています。
実技試験は、工程管理、作業管理、品質管理、原価管理、安全衛生管理、作業指導及び設備管理の技能が必要です。
学科試験は実技と同様の知識が求められます。安全衛生管理とともに環境の保全についての勉強も必要です。
実務経験は、1級合格から5年の実務経験が必要です。

試験は年1回で、都道府県職業能力開発協会が実施しています。
学科試験と実技試験の両方の試験に合格する事が必要です。
(都道府県職業能力開発協会一覧:https://www.javada.or.jp/kyoukai/itiran.html)
(中央職業能力開発協会:https://www.javada.or.jp/

実務経験が必須の資格です。長年勤めている方は、スキルアップのために上位資格の取得を目指してはいかがでしょうか。
また、さまざまな半導体や集積回路の仕組みや活用方法、品質管理に関する知識や技術も得るので、製造や品質管理業務、設備管理や営業でも役立てられます。

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